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レベル1地震動に対する重力式および矢板式岸壁の耐震性能照査用震度の設定手法

国総研資料 NO.0310 2006.06

執筆者長尾 毅,岩田直樹,藤村公宜,森下倫明,佐藤秀政,尾崎竜三
所属港湾研究部  港湾施設研究室

要旨

重力式および矢板式岸壁のレベル1地震動に対する耐震性能設計体系の構築
に寄与する観点から,耐震性能照査用震度の算出方法を検討した.レベル1
地震動が時刻歴波形の形式で与えられ,かつ耐震性能照査を2次元の動的解析
により行う場合を想定し,計算負荷の軽減の観点から,震度法を用いながら
も,従来の方法よりも手戻りの少ない照査用断面を設定するための震度の設
定方法を示している.提案する方法は,地震動の周波数特性などを考慮し
て,岸壁の許容変形量に応じた震度を算出するものである.またさらに,重
力式および矢板式岸壁のレベル1地震動に対する変形量の標準的な許容値を
示した.

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