国総研資料

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破壊確率を考慮した既存桟橋の補修方法に関する一考察

国総研資料 NO.0311 2006.06

執筆者佐藤 秀政,長尾 毅
所属港湾研究部  港湾施設研究室

要旨

これまで港湾構造物のライフサイクルマネジメントは必ずしも十分に検討は
なされてこなかったが,今後は可能な限り低いコストで効率的な施設の整
備・維持管理を行っていかなければいけない.そのためには,供用期間中の
構造物に生じる様々な状態を予測し,対処していくライフサイクルマネジメ
ントの検討が必要である. 
本研究は,既設の鋼管杭桟橋を対象とし,信頼性理論による破壊確率を用い
たライフサイクルマネジメントに関する検討を行ったものである.そして,
信頼性理論による破壊確率を用いれば,補修費と破壊時費用からなる期待費
用を指標として最適な補修戦略を立案することが可能であることを示した.

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