国総研資料

一覧へ戻る

越波流量の算定精度を考慮した護岸天端高の設定方法に関する研究

国総研資料 NO.0312 2006.06

執筆者藤村 公宜,長尾 毅
所属港湾研究部  港湾施設研究室

要旨

構造物の性能設計化に伴い,構造物に要求される性能を明確に規定する必要
がある.本研究の対象である護岸の要求性能は,背後地を越波から防護する
ことであり越波流量が許容値以下であることが求められる.ここで,護岸天
端高の設定に際して,越波流量の算定誤差や地震動作用などにより天端が沈
下することが想定されるため,現行設計法においては,余裕高1m程度を見込
み越波に対する安全性を確保している.しかし,この余裕高の設定方法は,
経験的なものであり合理的な設定方法は整備されていない.本研究では,直
立及び傾斜護岸の必要水面上天端高の算定図を示すとともに,越波流量の算
定精度を考慮した護岸の天端高の合理的な算定方法について示す.

一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.