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エアラインの保有航空機材特性

国総研資料 NO.0315 2006.06

執筆者千田奈津子,石倉智樹,杉村佳寿,石井正樹
所属空港研究部  空港計画研究室

要旨

技術の進歩と共に航空機材の性能も向上し,航続距離が伸び,小型な航空機
でも運航可能な路線が増えてきた.しかし,その一方で次世代超大型航空機
と呼ばれるA380の登場など,機材の小型化とは逆の動きも生じている.ま
た,航空需要予測においても,航空路線に投入される機材構成についての前
提条件設定が重要な検討項目となっている.機材更新のスパンは通常長期で
あるため,保有機材の状況や機材発注の状況を把握すれば,比較的短期にお
いては航空路線に投入される機材構成の見通しを得ることが可能と言える.
そこで本稿は,我が国及び,各国のエアラインが保有する航空機材特性の推
移について分析を行った.
本資料により,米国・欧州・東アジアのエアライングループにおける,現在
までの保有航空機材構成の推移が明らかとなり,欧米のエアラインでは小型
機の保有率が高く,それに加え,近年RJ機の保有率が伸びているのに対し,
東アジアでは,大型機の保有率が高く,近年もその保有率が増加傾向にある
エアラインが多い事がわかった.

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