国総研資料

一覧へ戻る

国際海上コンテナ貨物の国内地域別特性に関わる一考察

国総研資料 NO.0340 2006.09

執筆者渡部富博,中嶋宏直,小島肇
所属港湾研究部  港湾システム研究室

要旨

中国をはじめとするアジア諸国の経済成長,国際分業の進展,経済のグロー
バル化などを背景に,対アジア諸国を中心に貿易量や国際海上コンテナ輸送
量が増大しているとともに,中国や韓国等との定期コンテナ航路開設も全国
各地で進展し,航路ネットワークが充実している.
このようななか,我が国港湾の効率的・効果的な整備・運営等に資するため
に,これまでも国際海上コンテナ貨物流動調査に基づく我が国発着貨物の海
外フィーダー輸送の状況など,貨物の輸送経路等に関わる分析を実施してき
た.
しかしながら,現在,次期の社会資本整備重点計画や,国土形成計画ならび
に広域地方計画の策定に向けた各種の検討などが実施されており,グローバ
ル化時代の国際競争力強化,自立した地域づくりや連携などに関連して,こ
れまでの国際海上コンテナ貨物の流動分析に加えて,貨物の生産・消費地に
関わる詳細な分析,貨物の船積・船卸港湾など国内の他地域との関わりに関
する分析などが必要となっている.
そこで本分析では,我が国発着の国際海上コンテナ貨物の生産・消費地に着
目し,地域別のコンテナ貨物量や利用港湾など,コンテナ貨物の地域別特性
に関する分析を行い,今後の我が国の地域別国際海上コンテナ貨物の発生・
集中量予測や,施設の整備計画策定などに関わる基礎資料とするものであ
る.

一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.