国総研資料

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複数の構造的特徴を有する重力式防波堤の部分係数設定方法に関する研究− 消波ブロック被覆上部斜面堤を例として −

国総研資料 NO.0350 2006.11

執筆者宮脇周作,長尾 毅
所属港湾研究部  港湾施設研究室

要旨

防波堤の部分係数の算出においては,波力算定式の推定精度を適切に評価す
ることが重要である.波力算定式推定精度は,波力算定式による計算値と,
現地観測や水理模型実験の結果を用いて評価されるが,近年開発された複数
の構造的特徴を有するような特殊な形式の防波堤の場合,研究例が数少なく
十分なデータが得られない場合が多い.
そこで本研究は,消波ブロック被覆上部斜面堤を例にとり,複数の構造的特
徴を有する重力式防波堤の波力算定式推定精度を,その構造的特徴を個別に
有する防波堤の波力算定式推定精度から評価する方法を示した.さらに,そ
の結果を用いて信頼性解析を行い,消波ブロック被覆上部斜面堤の部分係数
を算出した.また,信頼性解析を行わず簡便な方法で部分係数を求める方法
について検討し,信頼性解析を実施して求めた部分係数との比較検討を行っ
た.

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