
本プログラムは、防波堤における照査用震度(kh)を算出するプログラムです。照査用震度は
地表面における地盤の応答加速度時刻歴をフィルタ処理して得られる加速度最大値(αmax)を重力加速度(g)で
除したものです。ここで用いるフィルタは、水深の異なる堤体モデルを用いて、複数の正弦波に対して実施
した防波堤ケーソンの滑動に関する1自由度系の地震応答解析結果より、防波堤ケーソンの水平残留変形量が
目標値となるように、ケーソン底面における入力加速度最大値と照査用震度との関係を求めたものであり、
地震動を構成する各周波数成分の波が防波堤の変形にあたえる影響を評価したものです。なお、詳細については
構造工学論文集 Vol.50A [2004]を参照してください。