本プログラムは、防波堤における照査用震度(kh)を算出するプログラムです。照査用震度は 地表面における地盤の応答加速度時刻歴をフィルタ処理して得られる加速度最大値(αmax)を重力加速度(g)で 除したものです。ここで用いるフィルタは、水深の異なる堤体モデルを用いて、複数の正弦波に対して実施 した防波堤ケーソンの滑動に関する1自由度系の地震応答解析結果より、防波堤ケーソンの水平残留変形量が 目標値となるように、ケーソン底面における入力加速度最大値と照査用震度との関係を求めたものであり、 地震動を構成する各周波数成分の波が防波堤の変形にあたえる影響を評価したものです。なお、詳細については 構造工学論文集 Vol.50A [2004]を参照してください。

システム導入の手順について
1.対象機種
(1)対象機種
  本プログラムは、Windows2000/XPがインストールされているWindows PCで稼働します(その他の機種での動作確認は行っておりません)。
(2)必要なハードディスクの容量
  防波堤照査用震度プログラム本体及び附属ファイルの合計サイズは約2MB です。

2.システムの導入
(1)インストール手順

  program.lzhをハードディスクの適当なフォルダにコピーして解凍してください。
  以下のものが作成されます。 ・kh_bw.exe ・・・・実行プログラム ・w01_in.txt ・・・・入力地震動ファイル(ケーソン底面における加速度時刻歴) ・w01_out.txt・・・出力地震動ファイル(フィルタ処理後の波形) ・control.txt ・・・制御用のデータを記述するファイル(サンプルデータのw01について) ・result.txt ・・・・結果の出力ファイル(サンプルデータのw01について) ・samples・・・・・・サンプルデータの入ったフォルダ ・readme.txt・・・・プログラムの説明ファイル
(2)プログラムの実行

  プログラムは、kh_bw.exeをダブルクリックすれば行えます。  プログラムの実行には、同じフォルダにcontrol.txtファイルと入力地震動のファイルが必要となります。

(3)プログラムの削除

  プログラムの削除は、コピーしたファイルを消してください。
  ユーザが作成したフォルダ・データも必要なければ、個別に削除して下さい。

はじめにお読みください
  本プログラムを使用される前に下記の使用許諾契約書をよくお読みいただき、使用者の同意を前提条件として使用許諾致します。本プログラムを使用された場合には下記の使用許諾契約条件に同意いただいたものとします。万一、本契約条項に同意いただけない場合は、本プログラムのご使用は出来ませんので、ご了承ください。

[使用許諾契約書]
1.本プログラムに関する権利本プログラムの著作権およびその他の無体財産権ならびに所有権は国土技術政策総合研究所(以下、当研究所という)に帰属します。使用者は、本プログラムに関して使用することができるだけで、修正、改造、ソフト解読、翻訳することは一切できません。また、本プログラムに関する当研究所の権利及び第三者への再使用許諾権を得るものではありません。
2.保証と責任本プログラムは、使用者の責任にてご使用頂くものです。本プログラムは、使用者の装置にて利用されることを前提として提供されます。適用される法規により許される限りにおいて、当研究所は、応答の的確性、使用結果を含め、明示、黙示を問わず、本プログラムに関して何らの保証をするものではありません。適用される法規により許される限りにおいて、当研究所は、本プログラムの使用、若しくは使用不能に起因して生じた、利益の損失、障害、情報の消失による損害、その他の金銭的な損害を含め、いかなる特定の偶発的、間接的若しくは派生的損害についても、責任を負いません。例え、当研究所がそれらの損害発生の可能性について知らされていた場合も同様です。法規若しくは裁判所の判断により、上記の派生的、偶発的損害についての責任の除外若しくは制限が許されない場合、上記制限は使用者に適用されません。


[使用条件について]
1.本プログラムの妥当性や結果に関する判断は、使用者が行うべきものであり、当研究所はその結果に関してどのような形でも責任を負いません。

2.本プログラムの使用にあたっては、本プログラムが特定の用途を目的としたものであることに注意が必要です。
3.プログラムの使用または内容等に関する質問は一切受け付けません。
●なお、これらのデータは、予告無く変更される場合があります。

  防波堤における照査用震度算出プログラムダウンロードはこちら →
 
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