▽ データの御利用についての注意  
  • 各データはテキスト形式です。テキストエディタまたは表計算ソフト等で開くことができます。
  • ここに示すレベル1地震動は、予告無く変更される場合があります。
  • K-NET、KiK-netデータについては、防災科学技術研究所のデータを使用しております。データのご利用にあたっては、防災科学技術研究所のホームページよりご確認ください。
  • 本データ及び本データを用いた解析結果等を公表する場合には、その公表内容を事前に下記までご連絡下さい。
    連絡先: 046-844-5029
  • 本データの利用に際し,結果に関する一切の責任は利用者が負うものとします。

  ※1  ゾーニング資料は、特に断りのない限り、R4.4.1からの適用とします。
       公開日の列に、公開日・適用日を定めているものは、その日からの公開・適用となります。
       (ゾーニング資料の見方)
       赤の実線は適用範囲が明確なゾーンを示しています。
       赤の点線は過去の微動観測点が十分に密でないなどの理由により、適用範囲が十分に明確でないため、実務で適用する際は、微動観測を実施するのが望ましいゾーンを示しています。
       赤い点は特定できている既存微動観測点であり、青の星印は地震観測が行われた地点もしくは現在行われている地点(臨時観測も含む)を示しています。


  ※2  L1地震動は、工学的基盤の上面に下方から入射する地震波の2倍の振幅をもつ波(2E波)としています。

  ※3  サイト増幅特性は、地震基盤〜工学的基盤(岩盤=1.0)で定義しています。地震基盤とは、一般に花崗岩でS波速度が3km/s以上の地層です。

  ※4  強震観測点は、サイト増幅特性のランクが松の場合はサイト増幅特性計算点、竹・梅はサイト増幅特性算定時の参照点をしめしています。

  ※5  工学的基盤に引き戻すための地盤モデルです。
       すなわち、工学的基盤とは、工学的基盤〜地表の地盤モデルにおける最下層を指します。
       サイト増幅特性のランクが松・竹の場合はサイト増幅特性計算点、梅の場合はサイト増幅特性算定時の参照点の地盤モデルを掲載しています。


  ※6  サイト位相特性は、工学的基盤に引き戻したものを示しています。
       サイト増幅特性のランクが松の場合はサイト増幅特性計算点、竹・梅の場合はサイト増幅特性算定時の参照点の地盤モデルで引き戻しています。


  ※7  地震基盤における地震動算定位置は世界測地系で示しています。
       対象となる港湾に港湾地域強震観測の地震計(○○-G)が存在する場合は、L1地震動の算定当初における算定位置の経緯、
       つまり、その観測記録をハザード解析に用いた港湾地域強震観測の地震計の設置位置の経緯を記載しています。
       対象となる港湾に港湾地域強震観測の地震計が存在しない場合は、港湾技研資料No.893(p.36表-3)に記載の経緯を、
       当該資料にも記載がない場合は、港湾の中央付近の経緯を記載しています。
       よって、もし対象となる港湾でゾーニングが実施されたとしても、当初のL1地震動の算定位置は不変であるため、
       ゾーニング後の各ゾーンにおいて記載されている経緯は、補正前のL1地震動が同じであれば、同じ値となります。


  ※8  ここに示すレベル1地震動を用いて、表層地盤の地震応答計算(地盤−構造物系の地震応答計算を含む)を行う場合の注意点です。
       表層地盤の地震応答計算は一般に工学的基盤より上方の地盤をモデル化することにより行われますが、一口に工学的基盤といってもそのS波速度はかなりの幅があるので、
       レベル1地震動設定時に工学的基盤とみなした地層のS波速度と、地震応答計算時に工学的基盤とみなす地層のS波速度がある程度整合していることを確認する必要があります。
       その際の、「レベル1地震動設定時に工学的基盤とみなした地層」とは、※5で説明した地盤モデルにおける最下層を指します。


  ※9  詳細な情報を必要とする場合は、下記までお問い合わせください。
      連絡先: 046-844-5029

  ※10  その他
▽ データのフォーマットについて  
レベル1地震動・サイト位相特性フォーマット サイト増幅特性フォーマット 工学基盤〜地表地盤モデルフォーマット
 
▽ レベル1地震動データ ▽ 

北海道 























東北 




























関東 



















北陸 















中部 















近畿 



























中国 
















































四国 





































九州 
















































沖縄 








補正方法[松・竹・梅]
 地震動は震源特性・伝播経路特性・サイト増幅特性を考慮して設定する必要がありますが、 このうち特にサイト増幅特性の扱いが重要です。サイト増幅特性はもともと強震計が設置されている地点(下記説明文中の「参照地点」に対応)における強震記録のスペクトルインバージョンにより求められています。 強震記録が存在せず、サイト増幅特性が不明な地点(説明文中の「対象地点」に対応)における入力地震動は、参照地点のサイト増幅特性を補正した上で作成しています。 参照地点のサイト増幅特性の補正方法には以下のようなバリエーションがあります。
@ 松補正(以下の2つの方法があります)
(1) 参照地点と対象地点において常時微動観測をそれぞれ行い、それを基に算出される双方の常時微動H/Vスペクトルの特性が近似している場合、対象地点において改めてサイト増幅特性の評価を行うことなく、参照地点のサイト増幅特性を対象地点のサイト増幅特性として準用する方法。
(2) 対象地点において臨時の地震観測を行い、参照地点と対象地点の同時地震観測記録に基づきサイト増幅特性(地震基盤面から地表面)を評価する方法。
A 竹補正(以下の3つの方法があります)
(1) 参照地点と対象地点において常時微動観測を行い、常時微動H/V スペクトルに基づき、対象地点のサイト増幅特性(地震基盤面から地表面)を評価する方法。 参照地点と対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク高さに大きな差が見られない場合に適用できる方法であり、参照地点のサイト増幅特性のピーク周波数を対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク周波数に合わせるように、参照地点のサイト増幅特性を両対数軸上で横軸方向に平行移動する手法。(竹 Ver.1)
(2) 参照地点と対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク高さに数倍程度の差が見られ、かつ、参照地点に対して対象地点のピーク高さが高い場合、竹ver.1 による評価では対象地点のサイト増幅特性(地震基盤面から地表面)を危険側に(小さく)評価してしまう可能性がある。 この場合、竹ver.1と同様のピーク周波数の補正に加え、参照地点と対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク高さの比を利用して、サイト増幅特性の増幅倍率にも補正を加える方法。(竹 Ver.2)(この方法は平成19年基準に記載されていた)
(3) 参照地点と対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク高さに非常に大きな差が見られる場合、竹Ver.2 による評価ではサイト増幅特性のピーク高さを過大に補正してしまう可能性がある。 このため、対象地点の常時微動H/V スペクトルのピーク高さに応じてサイト増幅特性(地震基盤面から地表面)のピーク高さを制限する方法。(竹 Ver.3)
B 梅補正
 対象地点の近隣に位置する既存地震観測地点のサイト増幅特性を準用することがで きず、かつ、対象地点で新たに地震観測および常時微動観測のいずれも実施することが困難な場合、それらの記録によることなく対象地点でのサイト増幅特性(地震基盤面から工学的基盤面)を評価するための経験的な方法。
 各補正方法の詳細は、以下の国総研資料を参照ください。
 http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn1065.htm
 なお、梅補正は他の補正方法に比べてサイト増幅特性の信頼性が低いため、当該補正方法を用いてL1地震動が設定されている場合は、 それをそのまま設計実務等に用いるよりも、地震観測や常時微動観測を行っていただき、上記@やAの方法に基づいてサイト増幅特性とL1地震動を補正した上で用いることが望ましいと言えます。
 また、上記@やAの方法に基づいてサイト増幅特性が設定されている場合でも、当該サイト増幅特性の適用性が確認されている範囲(各港の地図参照)に対象施設が含まれていない場合は、対象施設付近で少なくとも常時微動観測を行い、サイト増幅特性の適用性を確認することが望ましいと言えます。 その際、サイト増幅特性の適用性が確認できない場合は、改めて上記@やAの方法に基づいてサイト増幅特性とL1地震動を補正した上で用いることが望ましいと言えます。詳細については『港湾の施設の技術上の基準・同解説』参照してください。
 
地震動の更新履歴の凡例
◎:H18.10.12に新規追加した地震動
〔追加〕:H18.10.12以降に新規追加した地震動
〔変更〕:既往設定の地震動を変更した場合
〔ゾーニング変更〕:ゾーニングマップを変更した場合
〔軽微な修正〕:上記以外の修正の場合