港湾・沿岸海洋研究部 港湾・沿岸防災研究室
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沿岸防災研究室では,沿岸部における防災施策の計画・事業実施支援のための研究を行っています。
沿岸防災計画を策定する際に必要な災害危険度の評価や情報ネットワーク、円滑な事業実施手法、効率的な維持管理手法に関する研究、
また、地震時の構造物の耐震安定性・安全性評価,合理的な設計法(信頼性設計法) の開発及び、海岸・港湾親水施設の安全性に関する研究等にも取り組んでいます。
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・沿岸都市部を津波・高潮から守る (平成27年度国総研講演会資料より) |
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・「港湾の津波避難対策に関するガイドライン」 (国土交通省のホームページ) |
・津波避難シミュレーションによる沿岸域の避難安全性評価 |
・津波避難シミュレーションシステム(NILIM-TES) |
・「港湾における避難行動と津波避難シミュレーションの活用」 (第2回港湾の避難対策に関するガイドライン検討委員会,資料3-4, 平成25年4月15日)(2013.4.15) |
・津波避難シミュレーターの開発 |
・システムの試作と活用状況(高知県高知市種崎地区) |
・紹介ビデオ(WMV形式) |
・種崎地区の模型 |
・日ASEAN港湾技術者会合(PTGミーティング)による「インド洋津波被災 国及びASEAN向け防災マップ作成および活用ガイドライン」 (Guideline for Development and Utilization of Tsunami Disaster Management Map for ASEAN and Indian Ocean Tsunami affected Countries, Port Technology Group, ASEAN-Japan Transport Partnership, 2008.)に掲載されています(47〜48ページ) ガイドライン本文(財団法人国際臨海開発研究センターのページ) |
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・「2011年東北地方太平洋沖地震の津波によるフロー被害の推計」 (第8回防災計画研究発表会,平成25年9月27日) |
・「津波による経済損失の推定」(SATREPSプロジェクト国内公開ワーク ショップ,平成25年4月30日) |
・「津波に強い地域づくり技術の向上に関する研究」 |
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2011年東北地方太平洋沖地震の津波による被害をふまえ,最大クラスの津波に対しても粘り強い構造となるような 海岸保全施設の設計が求められています.沿岸防災研究室では,胸壁の安定性に関する水理模型実験などを行い,海岸保全施設の耐津波設計 に関する研究に取り組んでいます. |
・台風防災実験水路における胸壁の安定性に関する水理模型実験 |
・「港湾の防潮堤(胸壁)の耐津波設計ガイドライン」 (国土交通省のホームページ) |
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・沿岸都市部を高潮から守る そのために何を考えるか ・台風1523号により根室港付近で発生した高潮・高波に関する被害 調査(国総研資料No.891) ・備讃瀬戸沿岸の港湾地域における台風1511号に伴う高潮等の調査 報告(国総研資料No.893) |
・地球温暖化による高潮リスクの変化とその対策に関する研究 |
地球温暖化による高潮激化への対応の方向性を考える (国総研レポート2015) IPCC 第5次報告書を受けた高潮被害の全国予測と対応の方向性 三大湾高潮浸水被害の地球温暖化による感度の推定 全国の高潮被害の地球温暖化による影響とリスクマップの作成 低頻度メガリスク型の沿岸域災害に対する対策に関する研究 高潮による被害実態の調査 港湾の長期検潮記録から地盤変動を除去した平均海面水位の推定 とその変動特性(国総研資料No.855) 「沿岸部における気候変動の影響及び適応の方向性検討委員会」 への技術支援 海岸委員会 第1回 開催案内 配付資料等 海岸委員会 第2回 開催案内 海岸委員会 第3回 開催案内 港湾委員会 第1回 開催案内 配付資料等 港湾委員会 第2回 開催案内 港湾委員会 第3回 開催案内 「臨海部堤外地における防災のあり方に関する検討会」への 技術支援 ※沿岸防災研究室では、上記委員会での技術的な検討に際して サポートを行っています。 |
・高潮による漂流物への対策に関する研究 |
高潮による港湾の被害の現地調査 |
コンテナ沈没挙動測定の現地実験 |
台風防災実験水路におけるコンテナ模型の流動に与える 風と流れの効果に関する実験 |
高潮漂流物の漂流・衝突挙動の数値シミュレーション |
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沿岸域、とくに都市部では、背後に人口・産業が密集しており、ひとたび被災を受ければ甚大な被害がもたらされます。 東北地方太平洋沖地震をきっかけに、施設の老朽化による防災性能の低下が問題になっています。 また、施設延長が長いため維持更新を効率的に進める必要があります。このため、点検・診断の効率的な実施方法やデータの管理手法、 個々の維持更新の優先度を決める尺度、維持更新に関する新技術の適用などについて検討を行い、効率的かつ効果的に維持管理を行う方法について研究を進めています。 |
・港湾域における海岸保全施設の改良・補修に着目した断面形状・ 施工に関する検討(国総研資料No.892) |
・「海岸保全施設維持管理マニュアル〜堤防・護岸・胸壁の点検・ 評価及び長寿命化計画の立案〜」(国土交通省ホームページ) |
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沿岸部の軟弱な地盤上に築かれた都市や港湾では、地震が心 配です。都市からの発生廃棄物の最終処分地が沿岸に多く造成されるようになっています。処分地を長持ちさせて使うために、たまにしか起きない阪神大震災ク ラスの大地震でも汚染物が海に流出しにくくする工夫を考え、設計基準作成のための研究などを行ってきました。また、台風や津波など厳しい自然から沿岸を護る ため、利用や環境を配慮した防災施設のあり方について研究してきました。 |
「極大地震動を考慮した管理型廃棄物護岸の性能設計に関する研究」 |
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・台風防災実験施設(大型風洞水槽) |
高潮などに関する水理模型実験を行う、国内最大級の風洞水槽です。台風の風を起こす送風装置、流れを起こす回流装置、波を起こす造波装置を使い、高潮・波浪・津波から大都市を守る研究などを行っています。 |
図面 |
写真 |
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(上段左から) |
・沿岸域に広がる干潟 |
・海辺の護岸で魚釣りを楽しむ人々 |
・港内で発生した貨物船火災(出典:毎日新聞社) |
(下段左から) |
・防潮ライン背後の住宅地に押し寄せる高波・高潮(出典:毎日新聞社) |
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本多 和彦 | |
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千田 優 | |
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水上 輝希 | |
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佐藤 涼祐 | |
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鷲見 遼太 | |
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国土交通省 国土技術政策総合研究所