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空港計画研究室では、空港の整備・計画に関する技術政策支援や政策提言を行うために、航空需要予測手法に関する研究等を行っています。
 
 
1)航空需要予測手法に関する研究

航空需要予測は、空港整備事業の必要性やその規模の検討、そして事業評価を行うための基礎データとして重要な役割を担っています。そこで、四段階推計法による従来の需要予測手法の検証や、近年の航空環境の変化を反映するための予測手法の高度化に関する研究を行っています。

四段階推計法とは、交通行動を分解して捉え、@〜Cの段階で交通行動を予測する手法です。
@ある地域から生じる交通量は? : 発生集中交通量モデル
A地域間の交通量は? : 分布交通量モデル
Bどの交通機関を利用するか : 機関選択モデル
Cどの経路(空港)を利用するか : 経路選択モデル

■航空需要予測についてはこちら




2)空港整備の事業評価手法に関する研究

公共事業の各段階(新規事業採択時評価・再評価・事後評価)において実施される事業評価のための評価手法の高度化及びマニュアル化のための研究を行っています。

■空港整備事業の費用対効果分析マニュアルについてはこちら




3)空港運用への先端技術導入に関する研究

・空港制限区域内における自動走行車両導入に関する研究

自動化技術導入時の空港内での車両の走行軌跡の分析や、空港全体での交通シミュレーションに関する研究を行っています。 交通流のシミュレーションを行うことで、自動化車両の導入率や自動化技術レベルを考慮した様々なシナリオでの空港内車両交通の 「効率性」「安全性」「省力化」を評価しています。

車両の一例(旅客輸送バス) 車両の一例(トーイングトラクタ)
シミュレーションの一例

※ベースとなる交通シミュレータには、潟Aイトランスポート・ラボ製「街路網交通流シミュレータ AVENUE」を使用

空港で地上支援業務を行うオペレータの将来の労働力不足に対応するため、空港内を走行する車両の自動化など先端技術の導入が検討されています。


 国土交通省:空港制限区域における自動走行の実現に向けた検討委員会
 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk9_000023.html



・空港除雪車両の省力化・自動化に関する研究

空港除雪分野での省力化・自動化に向けた取組を支援するため、現在の空港除雪車両の走行・除雪作業の 運転操作データの収集・分析や、省力化・自動化技術導入に向けた課題抽出、導入効果を評価する手法の研究を行っています。


滑走路除雪のイメージ

・プラウ除雪車:路面の雪を押しだして移動させる機材
・ロータリー除雪車:前面のオーガ(赤い部分)で雪を崩してかきこみ、上に突き出して
 いるシュートから雪を吹き飛ばす除雪車
・スイーパー除雪車:高速で回転するブラシと強力風速機(ブロア)によって路面上の雪を
 掃き飛ばす除雪車
・凍結防止剤散布車:除氷または防氷作業で滑走路、誘導路に凍結防止剤を散布する車両

空港で除雪作業を行う将来の労働力不足に対応するため、空港内で作業する車両の自動化など先端技術の導入が検討されています。

 国土交通省:空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験検討委員会
 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk9_000038.html

 国総研YouTube:空港除雪の自動化・省力化に関する研究 
 https://youtu.be/-eiB6PTF_BM

 




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